今日は専属ジュエリー職人のティムが制作したオーダーメイドの結婚指輪をご紹介します。
オランダ人の旦那様と十年前にご結婚されたN様。この度、十年越しの結婚式を広島で挙げることとなり、旦那様のために「理想の結婚指輪」をお探しでした。
色んなお店を回られて、ようやく旦那様の希望にあうデザインの指輪が見つかったのですが、残念ながら素材が「ホワイトゴールド」だったそうです。
ホワイトゴールドとは金にパラジウムという金属を混ぜて、白くしたもの。
プラチナのような美しい銀白色に仕上げるために、最後に「ロジウム」という白い金属で表面をコーティングしてあります。
ホワイトゴールドは普段使いのジュエリーとしてはとても素敵なのですが、この表面の「ロジウム」が長く使うことで摩耗し、はがれてしまうという欠点があります。
今回、N様が探されているのは「一生もの」の結婚指輪。
これからの人生を共にする素材としては、日常生活で受けるダメージや経年による変色・変質に強い単一金属である「プラチナ」がおすすめです。
N様ご本人も「プラチナで作りたい」というご希望をお持ちでしたが、最初に指輪を見つけられたお店ではプラチナでの制作ができなかったとのことで、今回は当店のジュエリー職人・ティムが制作させて頂きました。
幅広のリングに中央に細い溝を一本入れたシンプルなデザイン。
旦那様のご希望で、表面はつや消しのマット加工、溝の部分は光をうけて輝くツヤあり加工で仕上げました。
「つや消し」にはいろんな方法がありますが、今回ティムがご提案したのは「Brush」という方法。地金の表面に細かい傷をつけて、マットで自然な感じに見せます。指輪が主張しすぎず肌になじむので、派手な光沢を好まない男性の方に人気の加工です。
ティム曰く、つや消し加工のなかには使っていく内に、摩擦で質感が失われていくものもあるそうです。その点、「Brush」は経年劣化に強く、さらに新しい傷も受けにくいので「結婚指輪」におすすめの加工といえます。
完成の後、N様からは「希望通りのデザインで指輪をつくることができたこと、細かく相談に乗ってもらえたことに加えて、価格も抑えめで作れたことに感謝しています!」と、とても嬉しい言葉をいただきました。
N様、この度は大切な結婚指輪を谷口宝石にご発注頂き、本当にありがとうございました。
ご家族の新たな門出と、ますますのご多幸をスタッフ一同、心からお祈り申し上げます。
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