ここ数日、広島本通【谷口宝石】の店の前には金属を叩く「カンカンカン」という音が鳴り響いております。
これは谷口宝石の専属ジュエリー職人、ティム・フィリップが「金」を鍛えている音です。
鋳造と呼ばれる「金型」に金属を流し込んでつくるジュエリーづくりが主流のなか、ティムは昔ながらの金属を叩いてジュエリーを制作する伝統的な「鍛造製法」で日々制作をしております。
現在、ティムが制作しているのは常連のお客様がご発注された「金の盃」。
塊だった金を熱して伸ばしたのち、何十時間もひたすら叩いて金を鍛えてカタチを丸く薄く整えていきます。その姿はまるで刀を鍛える刀鍛冶の様です。
この「金の盃」が完成するまでにはもう少し時間がかかるようです。
ティムは広島の皆さんにめったに見られないジュエリーの生の制作現場を見てもらおうと、谷口宝石店頭に設置した工房でジュエリーの制作や修理を行っています。
今週末、本通にお越しになられた際はぜひ金を鍛えるティムの姿を覗いてみてくださいね。
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