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真珠の艶がなくなったら…|真珠の交換のご案内


普段使われている真珠のジュエリー、定期的に状態を確認されていますか?


光を受けて、オーロラ色に輝く艶と光沢が真珠の魅力ですが、ひとつひとつの珠をよ~~~~く観察してみると、光沢が剥げていたり艶がなかったり…。そんな状態にはなっていないでしょうか?


実は 真珠はとても繊細で柔らかいジュエリー。ものの硬さ(傷のつきにくさ)を示す尺度・モース硬度によると、ダイヤモンドが最高硬度の10であるのに対して、真珠は2.5。これは 人間の爪と同じぐらいの硬さ です。

つまり、爪でひっかいただけでも傷がつく可能性が…。


谷口宝石ではお客様から真珠に関するさまざまな相談を頂きますが、切れてしまった糸の交換に次いで多いのが 艶や光沢がなくなってしまった真珠についてのご相談 です。

「磨いたらまた綺麗な面が出てきませんか?」と仰る方が多いのですが、残念ながら、真珠層が完全に剥げてしまったもの は輝きを取り戻すことはありません。


真珠はもともと、ドブ貝と呼ばれる淡水の二枚貝を核として、そのまわりに 何千層からなる美しい真珠層 が巻きついてできたもの。


画像はそれぞれお客様がお持ちになった真珠ですが、【A】は真珠層が完全に剥げて、核がむき出しになってしまった状態です。【B】は部分的に剥げてしまったもの、【C】は同じネックレスなのに、真珠の位置によって真珠層の剝げ方が異なっているものです。


【A】の持ち主のお客様は、特に真珠がお好きで長年、毎日のようにこのネックレスを身に着けていらっしゃったそう。真珠が肌に触れて擦れることで、真珠層が完全に剥げてしまいました。【C】はロングタイプのネックレスですが、お母さまが30年近くも前に買われた古いものだそう。服の上ではなく、直接肌に触れる位置の真珠だけ 真珠核の状態に戻っていました。


真珠は主成分が炭酸カルシウムとなり、汗に含まれる酸や熱、水に弱い特徴 があります。汗や化粧品、外気の微小な汚れなどが付いたままの状態にしておくと、光沢や艶が失われる原因になりますので、使用後はこまめに拭いてお手入れをして頂くのがおすすめ です。

真珠専用の磨きクロスで拭いたり、定期的に宝石店にメンテナンスに出すのも良いですね。