先日、ダイヤモンドの資産価値についてブログでご紹介して以来、谷口宝石では県外など、遠方からも多く「ダイヤモンド」についてお問い合わせを頂くようになりました。
ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに、ダイヤモンドも俄かに「有事の際の資産」として注目を浴びています。
ダイヤモンドは第3の通貨 と谷口宝石の社長がよく申しておりますが、資産家たちの間では古くからダイヤモンドは「投資」の対象でした。
谷口宝石でも以前から、とくに常連のお客様たちの間で、金地金からダイヤモンドへ投資先を変えられるお客様が多かったのですが、ここ最近は新規のお客様をはじめ、様々な方から資産としてのダイヤモンド について、ご購入の相談を頂いております。
中でも、先日のブログでもちらりとご紹介した「ピンクダイヤモンド」は、お問い合わせ件数ナンバー1...!お客様のご希望になかなか沿えない状況が続いております。
ダイヤモンドの女王と呼ばれる、ピンクダイヤモンド。海外のセレブの婚約指輪としても、しばしば話題になっていますね。
ダイヤモンドがピンク色になる理由は、はっきりとはわかっていません。一説では、地中深くで起きた圧力などの外部要因によって、結晶構造に歪みが生じ、ピンク色に見える と言われています。
無色透明のダイヤモンドの中から、ピンク色が見つかる可能性は なんと一万個に1つ...! しかも、そのほとんどは0.05ct~0.1ct程度のメレダイヤサイズです。1ct以上は 年間にたった10ピース程度 しか見つからないと言われている、まさに地球が生み出す奇跡の宝石です。
実は数年前から、宝石業界ではピンクダイヤモンドをめぐってパニック状態でした。
ピンクダイヤモンドが産出されるのは、世界でほんの数か所。
中でも、全体の約95%の産出量を誇り、かつ他の場所と全く違う、美しく濃いピンクの石が採掘される場所が 西オーストラリア北部、キンバリー地区に位置するアーガイル鉱山 でした。
地中奥深くに眠るダイヤモンドを掘り当てるのは、地球に穴をあけるようなもの。大変なコストがかかります。
画像は、南アフリカのダイヤモンド鉱山の成れの果て。BIG HOLE(ビックホール)と呼ばれる世界で一番有名な「地球の穴」です。
アーガイル鉱山を運営するリオ・ティント社も、採掘コストが合わず、本来は2002年には閉鉱する予定でした。
しかしピンクダイヤモンドをはじめ、オークションに登場するような、100カラットレベルのカラーダイヤモンドが多く採掘されることで、なんとか稼業を継続。
結果として、宝石業界では「アーガイルが閉山する」という噂 が何年にもわたって流れつづけ、残り少ないピンクダイヤモンドをめぐって相場は高騰。ついに 2020年11月にアーガイル鉱山は閉山 を迎えました。
現在、アーガイル鉱山に匹敵する、上質のピンクダイヤモンドが産出される場所は世界のどこにもありません。限られたアーガイル産ピンクダイヤモンドの取り合い が始まっています。
谷口宝石では、一般のお客様からのお問い合わせもさることながら ピンクダイヤモンドに関してはお取引先からの引き合いが多い んですよ。
宝石を取り扱う卸業者やメーカーも ピンクダイヤモンドが喉から手が出るほど欲しい 状況です。もちろん、谷口宝石の社長もです。
谷口宝石社長の目下の悩みは 手に入れたピンクダイヤモンドを手放したくないこと...💦 「上質な宝石を皆さまにお届けしたい」と谷口宝石を創業して50年ー、こんな気持ちになることは初めてのことだそうですよ。
ですが、皆さんのご希望にお答えしたいと、適正な市場価格 でお客様方にお渡しできるよう、頑張っております。
今後も高騰するであろう「ピンクダイヤモンド」、資産として買われるなら谷口宝石社長も太鼓判を押す、おすすめの宝石です。大切なのは、
・アーガイル産を購入すること。
・どの鑑定機関の鑑定書がついているかを確認すること。
→ 谷口宝石では、GIA(米国宝石学会)、CGL(中央宝石研究所)、AGT(AGTジェムラボラトリー)以外は取扱いません。
・天然をかうこと
→ 人工のピンクダイヤモンドも出回っています。ブラックライトをあてて、オレンジ色になると人工なので気をつけましょう。
そして、一番大切なことは必要以上に高いお金で買わないこと。
ダイヤモンドには適正価格があります。インターネットなどで気軽に希少価値のたかい宝石も簡単に買える時代ですが、やはり、信頼のおける宝石店 でしっかりと宝石について質問や相談をされたうえで、購入されることをおすすめします。
ピンクダイヤモンドをはじめ、資産性の高い宝石をお求めの際は、ぜひ谷口宝石社長にご相談くださいませ。次回のブログでは「ダイヤモンドを買うときのポイント」を、谷口宝石社長よりご紹介しますので、あわせてご参考くださいませ。
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