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  • 谷口宝石

誕生石が63年ぶりに改訂|新しく追加された誕生石でオーダーメイドジュエリーを作ろう♪


1月から12月まで、私たちの生まれた月ごとに決められている「誕生石」。

それぞれの石にはそれぞれ意味や効果があり、古くから 身に着けていると幸せが訪れると言われてきました。


誕生石の種類は世界共通というではなく、その国独自の文化や歴史の影響をうけ、国によって少しずつ異なっています。

日本の誕生石は1954年、アメリカの誕生石をもとに 全国宝石卸商協同組合によって制定されました。その際、日本独自の宝石として「翡翠」と「珊瑚」 が加えられたのが特徴です。神話や日本書紀などにも登場する、古来から日本で愛されてきた宝石ですね。


以来、日本の文化に根づき広く浸透してきた「日本の誕生石」ですが、改訂されるのは63年ぶりのこと。カラフルで素敵な宝石たちが10石加わり、日本の誕生石は合計29石 になりました。誕生石のジュエリーを選ぶ楽しみが増えましたね。


今回、新しく加わった石の中には耳慣れない名前の宝石もあります。「初めて知った」という宝石も、多いのではないでしょうか?どうしてその石が選ばれたのか、理由はさまざま。この機会にいくつかご紹介したいと思います。



【 2月:クリソベリル・キャッツアイ 】

まるで猫の目のような不思議な宝石、キャッツアイ。

宝石内部で反射した光が集まり、表面に白い光の帯状に現れる現象をシャトヤンシー(キャッツ・アイ=猫の目効果)と呼んでいます。シャトヤンシーが現れた宝石を何でも「キャッツアイ」と呼ぶ方が多いのですが、通常は「キャッツアイ」といえばクリソベリル(金緑石)のことを指します。原産国のスリランカでは「悪魔から身を守る宝石」と呼ばれていますよ。


今回、2月に誕生石に抜擢されたのは、2月に猫の記念日があるから だそう。

日本では2月22日が、にゃん・にゃん・にゃんで「猫の日」。またヨーロッパでは2月17日がWorld Cat Day(世界猫の日)です。2月生まれの猫好きさんにぴったりの誕生石ですね。



【 3月・アイオライト 】

青みがかったスミレ色が特徴のアイオライト。和名はその色の通り、菫青石(きんせいせき)です。海にまつわる伝説を持つ石 で「海の羅針盤」とも呼ばれ、古代バイキングたちはこの石を持って航海に出かけたそうです。


アイオライトがもつ不思議な特徴、多色性(見る方向によって色がかわる性質)を活用することで、バイキングたちは曇りの日でも太陽の位置を知ることができ、正しい方角へ進むことができました。そのため、アイオライトは 目標に向けて、正しく進むべき道を示す力があると言われています。就職や転職など、「人生の節目」を迎える3月生まれの方にぴったりの誕生石です。


3月の誕生石に選ばれた理由は、有名なフランスの地質学者ピエール・ルイ・アントワーヌ・コルディエが3月生まれだからだそうです。実はアイオライト、鉱物名はコーディエライトといい、コルディエの名前に因んで名づけられた鉱石です。



【 4月・モルガナイト 】

アクアマリンやエメラルドと同じ鉱物・ベリルの変種で、ピンク色から淡紫色のかわいい色の宝石です。1910年にマダガスカルで発見された、比較的新しい鉱石です。

今日の宝石業界の礎を築いたといっても過言でない鉱物学者 ジョージ・フレデリック・クンツ博士 によって「モルガナイト」と名づけられました。


モルガナイトの名前はアメリカの5大財閥のひとつ、モルガン財閥の創始者であり 有名な宝石コレクターでもあった J・P・モルガン氏 に由来します。


鉱物学者でありながら、ティファニーの宝石顧問でもあったクンツ博士は、9月の誕生石に新しく追加された「クンツァイト」の名前の由来となった人物。ティファニーの支援のもと、アメリカ大陸はもちろん世界中からまだ見ぬ宝石たちを採掘・収集、ジュエリーとして世に送り出しました。詳しくは後ほどご紹介を。


さて、モルガナイトが4月の誕生石に選ばれた理由は、モルガン氏の誕生月であること、そしてこの石が持つピンクの色合いが 日本を代表する桜の花 を思わせるからだそう。儚げでやさしいピンク色が本当に桜の花びらのようですね。「愛情」「純潔」など 幸せな結婚を象徴するような石言葉 を持つ宝石です。



【 6月・アレキサンドライト 】