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「遺骨ダイヤモンド」で指輪を製作|お母様が好きだった「桜」をモチーフに…

更新日:6日前



亡くなった方の遺骨や遺髪をダイヤモンドを生まれ変わらせる「遺骨」ダイヤモンド。メモリアルダイヤモンド とも呼ばれています。ここ数年、メディアでも紹介される機会が増え、谷口宝石のブログでも以前、その誕生のきっかけなどを紹介させていただきました。


>>参考ブログ記事:遺骨ダイヤモンドとは…|故人様を偲ぶ新しいカタチ


遺骨ダイヤモンドは大切な方と「いつまでも一緒にいたい」という私たちの想いを叶えてくれる 新しい供養のカタチ でもあります。


この度、谷口宝石で 遺骨ダイヤモンドをジュエリーに生まれ変わらせる という大変貴重な機会をいただきましたので、ご紹介したいと思います。


ご依頼くださったのは三原市在住のS様。

遺骨ダイヤモンドの生みの親でもあるスイスのアルゴダンザ社 に依頼して、亡くなられたお母様の遺骨をダイヤモンドにされました。S様とお姉様、姉妹二人のダイヤモンドとして、遺骨と遺髪からダイヤモンドを2つ 作られたそうです。


アルゴダンザ社の遺骨ダイヤモンドは、微少元素によって 無色透明から美しいブルーの色合い に自然に決まります。お母様は0.28カラットの美しいブルーダイヤモンドに生まれ変わって、お二人のもとに帰ってこられました。


シングルマザーだったというお母様。

S様とお姉様、そして二人のお兄様の三人の子供たちををしっかりと育て、姉妹二人を新しい家庭に送りだしたのち、ご病気で亡くなられたそうです。


母と子、四人だけの家族だったので、小さな頃から二人ともお母様への感謝の気持ちが強く「これからの人生もずっと一緒にいられるように」と、今回はお姉様の発案で 遺骨ダイヤモンドという供養のカタチ を選ばれたんだそうですよ。

桜が大好きだったというお母様、「満開の桜の中に居させてあげたい」とご希望をいただき、今回は 桜をモチーフにした指輪 を製作することになりました。


お住まいが三原市と遠方で、かつコロナ禍ということもあり、お客様とはメールを通して 桜のカタチやリングの形状、地金の配色、ミル打ちのイメージなど スタッフが細かくご相談させていただき、それをもとにジュエリー職人のティムがデザインを制作。


調整を重ねながら最終的に、S様は プラチナの桜 × ゴールドのリング、お姉様は ゴールドの桜 × プラチナのリング というデザインで製作することになりました。「結婚指輪と重ねづけしたい」というご希望もいただいたので、S様の指輪は結婚指輪と同じV字ラインでデザインしています。


製作工程はこんな感じです ↓


【1】まずは、ダイヤモンドを埋め込む桜の枠を製作していきます

【2】桜の枠とV字リングの土台が完成しました

【3・4】V字リングのカタチを整えてミル打ちを施したところです。この段階で結婚指輪と重ねづけした時のイメージをS様に写真で確認して頂きました

【5】V字リングに桜の枠をロー付けしたところです

【6】S様にデザインの最終確認をして頂き、ダイヤモンドを埋め込めば...完成です↓


深いブルーのダイヤモンドが印象的な、素敵な桜のリングが完成しました♪


ゆるくカーブを描いた金のⅤ字ラインが枝のようにも見えて、本当に木の枝に咲いた一輪の桜のようですね。グラデーションに打ち込んだミル打ち もお客様のこだわりのひとつ。アンティークな雰囲気で素敵ですね。


実は当初、桜には「ピンクゴールド」の地金を使うことを検討されていましたが、スタッフが ダイヤモンドの色との相性 を考えてプラチナをおすすめしました。


白銀色とブルーは相性抜群、プラチナが深いブルーのダイヤモンドを引きたてて、全体的な色のバランスも、華やかで素敵に仕上がったのではないでしょうか。


そして ゴールドの桜 × プラチナの指輪 を選ばれたお姉様の指輪がこちら。


プラチナとゴールド、妹のS様の指輪と色合いが逆になるだけで、また違った雰囲気のジュエリーになりますね。


お姉様の希望でこちらの桜は 爪を使わずにダイヤモンドを留める方法 をとっています。爪留めのS様の桜とくらべると、ふわっと丸っこい雰囲気になっています。


お姉様からは「やっとこれでみんなで一緒に旅行ができます」という嬉しい言葉をいただきましたよ。


さらにお二人からそれぞれ、メールと直筆のお手紙であたらめて「谷口宝石にお願いして本当に良かったです」という嬉しいご連絡を頂きました。


S様、お姉様、この度はコロナ禍の折、遠方から大切な遺骨ダイヤモンドのジュエリー製作を谷口宝石にご依頼いただき、本当にありがとうございました。


実は「遺骨ダイヤモンド」のジュエリー製作は 谷口宝石では初めてのこと

硬度や構造は天然のダイヤモンドと全く同じではありますが、お二人にとってはかけがえのない大切なダイヤモンド。スタッフ一同、最新の注意を払って進めてまいりましたが、無事に指輪へとカタチを変えて、お母様をお二人のもとにお帰しすることができ、本当にうれしく思っております。

指輪に生まれ変わったお母様と一緒に、お二人がこれからの人生でまた、たくさんの新しい想い出をつくられることをスタッフ一同、願っております。


今回は 遺骨ダイヤモンドをジュエリーに生まれ変わらせる という、大変貴重な経験をさせて頂きました。他のお客様方にも、遺骨ダイヤモンドについてご紹介する良い機会になったのではないか思います。


遺骨ダイヤモンドは 故人様とずっと一緒にいたい という私たちの想いを叶えてくれる新しい供養のカタチです。それとともに、家族の在り方が変わり 墓じまいという言葉が定着しつつある日本 では、この先、供養の選択肢のひとつ になりえるかもしれませんね。


谷口宝石では、故人様の形見のお品~ジュエリーはもちろん眼鏡やカフス、ベルトなどの装飾品から金歯などまで~、ジュエリーにリフォームしたい というご相談を多く頂いておりますが、今後は遺骨ダイヤモンドのご相談もお受け出来れとば思っております。


遺骨ダイヤモンドでのジュエリー製作を行う宝石店は少ないそうで、今回ご相談くださったS様も近隣では見つからず、随分とお店を探されたようです。


谷口宝石でもお受け出来る場合とできない場合がありますが、お店が見つからず、お困りの際にはできる限りご協力したい と思いますので、まずはお気軽にご相談くださいませ。


遺骨ダイヤモンドや形見のお品物をジュエリーに生まれ変わらせることで、皆さまが故人様とずっと一緒に居られるお手伝いができれば幸いです。


>>関連ブログ記事:遺骨ダイヤモンドとは…|故人様を偲ぶ新しいカタチ


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