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切断できない指輪にご注意!|ダイヤモンド並みに硬い金属「タングステン」とは...


先日、大変珍しい指輪の切断 をさせていただきましたのでご紹介します。


コロナ第5波と冬の巣ごもり生活で「太ってきたかも…💦」という方も多いようで、谷口宝石では本格的な春の到来とともに、抜けなくなった指輪でお困りのお客様 のご来店が増えております。


顔周りやおなかのお肉は目にもつきやすく、気にされる方も多いと思いますが、指や手は気づきにくい部分。「あれ…?」と思ったときには時すでに遅しー、どんなに頑張っても指輪が抜けない...!という方が多いようです。


抜けなくなったときの対処法は以前にもご紹介しています。ぜひご参考ください↓


参考ブログ記事:指輪が抜けない!困ったときは…


さて、今回は 注意喚起 も含めて、谷口宝石で行った 大変珍しい素材の指輪の切断例 のご紹介です。創業以来50年、広島の街で何百個という抜けなくなった指輪をカットしてきた谷口宝石社長が はじめて敗北感を味わった事例 です...!


普段、金やプラチナの指輪を切断するために使っている専用のリングカッターが刃こぼれして全滅し、そのほかの工具も太刀打ちできず...

最終的に腕っぷしに自信があるニュージーランド人の当店の職人が、鉄などの金属を切る大型のニッパーでカット…、というより破壊 をさせていただきました。


その指輪の素材は…「タングステン」


スウェーデン語で「重い石」という意味を持つ金属で、金やプラチナとおなじくレアメタルのひとつ。非常に硬くて重く、タングステンを含む鉱石「灰重石」に紫外線を当てると青く発光する不思議な性質を持っています。


モース硬度(傷のつきにくさ)は6.5‐7.5ですが、炭素と結びつくことでさらに硬くなり、最も硬いダイヤモンドの「10」次いで、モース硬度は「9」


熱耐性の高さ(融点はなんと3,380℃...!)から、もともとは 白熱電球のフィラメント として利用されてきました。


一昔前まではその硬さゆえに「加工しにくい金属」でしたが、現在では加工技術が確立し、電球以外にも切削工具などの工業製品や軍事産業など、幅広く分野で活用されています。


ちなみに、一般的な指輪の素材である純金のモース硬度は2.5、プラチナは4、18金は4.5でシルバーは2.7。リングを切断するカッターの素材の鉄が4 なので、そもそもタングステンに 太刀打ちできるわけがない ですね ^^;


あまりの硬さに切断することで手いっぱいで、残念ながらカットした実物の写真は残っていないのですが、見た目は結婚指輪のようなシンプルな甲丸リングだったそうです。お客様ご自身も指輪の素材が「タングステン」だとはご存じなく、社長をはじめ、スタッフたちもプラチナだと思ったようです。

数年ほど前から男性用の指輪として流行っている「タングステン」。


金とほぼ同じ比重を持つため、ずっしりとした重厚感 とその硬さに由来する 傷のつきにくさや変形のしにくさ がメンズ用のアクセサリー素材として重宝されています。


今回は細めの指輪だったので、運よく破壊することができましたが、流行りの重厚感がある厚めの指輪だと、カットできなかった可能性が高いです。


タングステンの指輪をカットできる宝石店は、全国的にもごくわずか。

厚みや幅によっては本当にカットが困難な場合がもありますので、どうぞ指輪を買われる際は、デザインだけでなく、素材もしっかりとチェック して、切断できない素材の指輪はつけっぱなしにしないよう、お気をつけくださいませ。


同様に厚くて幅広の チタンやステンレス製のメンズリング も流行っています。こちらも切断が大変難しい素材なのでご注意をー。


今回は 切断が困難なタングステンの指輪の事例 をご紹介しました。


「タングステン」はレアメタル(希少金属)ではありますが「貴金属」ではありません

谷口宝石社長としましてはやはり 資産価値の高いプラチナの指輪がおすすめ。プラチナでしたら、リングを切断した後にサイズ直しをすることもできますし、ご不要な場合は売却することもで可能ですよ。


谷口宝石では 指輪の切断は無料 で行っておりますが、一番良いのは 抜けなくなる前にサイズ直し をすることです。指輪が「きついな」と感じたときは、どうぞお早めに谷口宝石にご相談くださいませ。お急ぎの場合は、デザイン・素材にもよりますが、即日対応も可能です。

◆谷口宝石|修理メニューはこちらから https://www.taniguchi-houseki.com/repair ◆谷口宝石|お電話でのご相談はこちらまで TEL:082-249-1223

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