18金プラチナコンビの指輪の修理|修理せずにリフォームもおすすめ
- 谷口宝石
- 2021年2月4日
- 読了時間: 4分
更新日:2024年7月18日

金とプラチナ、2つの異なる色の組み合わせが美しい 18金プラチナコンビ のジュエリー。淡色のジュエリーよりも華やかで個性的なデザインのものが多く、婚約指輪や結婚指輪としても人気です。
ですが実は 修理がとても難しい ことをご存知でしょうか?
世の中には修理が難しいジュエリーがいくつかありますが、18金プラチナコンビもその一つ。谷口宝石の職人も苦手としており、過去に失敗しそうになったことが何度かあるんですよ。

修理がむつかしい原因はずばり、金とプラチナの融点(金属が溶ける温度)が違うこと。18金は約900度、プラチナは約1800度で溶け始めます。
そのため、火をつかう通常の方法(ロウ付け)で修理することが非常に難しく、専門業者に依頼してレーザーを使って修理するのが一般的。通常の修理に比べ、費用も時間も多くかかります。
サイズ直しや修理が必要になった時は、まずは 買ったお店に相談 しましょう。
お店の職人さんが修理できる場合もありますし、お店を通じて製造メーカーに依頼することも可能です。デザインによっては、修理ではなく新しいものと交換 になることもあるようですよ。
買ったお店で断られた場合 は近くの宝石店に聞いてみましょう。修理の方法やかかる費用は宝石店によってさまざまですが、谷口宝石では 全く同じデザインのまま修理することは難しい ことが多いです。
参考までに、よくご依頼をいただく修理例をご紹介します。

【A】サイズ直し
大きくする場合、谷口宝石では 18金かプラチナ、どちらか片方の地金でサイズアップ する方法をとっています。写真は外側がプラチナ、内側が18金のコンビの指輪。プラチナの地金のみ でサイズアップしました。修理後は内側が一部、プラチナ色になっているのが見えますでしょうか?
一部が単色地金になってしまいますが、ほとんどのお客様は仕上がりを見て「全く気にならないです」と仰いますよ。
小さくする場合は、なるべく デザインや刻印に影響しない部分をカットしてサイズダウン します。カットした部分にうっすらと線が残る ことがあります。また、全面に彫りが入った続き柄のデザインや宝石が等間隔で埋め込まれている場合は、カットすることでデザインが変わってしまうこともあります。
【B】剥離の修理
典型的なコンビのデザイン、18金の指輪の表面に薄いプラチナのプレートを貼りつけたものです(逆もあり)。経年劣化や使用頻度によって、剥がれたり割れたりすることがよくありますが、レーザーで綺麗に修理することが可能 です。
コンビの指輪の場合、修理価格や修理にかかる日数は、デザインにより異なります。
外部の専門業者で修理を行うため、お見積りにお時間がかかることもございますが、「買ったお店でも断れられた」とお困りの場合は谷口宝石にご相談くださいませ。
さて、ここからは 谷口宝石からのご提案 です。
結婚指輪としてお使いの方が圧倒的に多いコンビの指輪。長い人生、一度サイズ直しをしても、また指の太さが変わってしまうこともありますよね。
思い切って 他のジュエリーにリフォーム してみるのもひとつの手です。

こちらは谷口宝石にご依頼いただいた コンビの指輪のリフォーム例。
ご自分の結婚指輪ではなく、亡くなられた旦那様の形見の指輪を、想い出の真珠と組みあわせてペンダントにリフォームをされました。
ペンダントにすると、指輪として着けたときには見えなかった内側の18金の印象が強くなりますね。コンビのジュエリーならではの華やかさ が増して、素敵なペンダントに仕上がりました。デザインもシンプルなので、いろいろな洋服に合わせて末永くお使い頂くことが可能ですよ。
ご質問などあれば、お気軽に谷口宝石までお問い合わせくださいませ。
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