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金・プラチナの価格動向②|コロナショックの影響は...


東京オリンピックの延期が正式に発表され、感染拡大の不安だけでなく、かつてない深刻な経済の落ち込みも現実味を帯びてきました。

連日報道される世界各地のシビアな状況に心を痛めるとともに、世界的な経済の停滞により、身近なところにも影響が出始め不安に感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?


連日、株価や為替の動きに注目が集まっていますが、落ち込んでいた貴金属市場には動きが戻ってきました。

3/17にアップしました「金・プラチナの価格動向①」に続いて、今年に入ってから今日までの価格動向を簡単にご紹介します。


【金の動向】


年明け1/6に5,984円で始まった金の価格は順調に上昇、2/25に年内最高値の6,486円を記録しましたが、コロナショックの影響により、3/17には年内最安値の5,735円まで下落。


投資家の金離れ・換金売りが懸念されましたが、3/23にFRB(米連邦準備理事会)が発表した無制限の量的金融緩和政策により、一気に金が買われ、NY貴金属市場では一時前日比130ドル越えの上げ幅を記録しました。

それに準じて国内価格も3日連続で続伸、本日3/25は年内最安値から12%UPの6,443円まで回復しました。


【プラチナの動向】


年明け1/6に3,806円で始まったプラチナの価格は順調に値上がりし、2/20には年内最高値の4,011円(2015年来の高値)を記録しましが、コロナショックによる産業の停滞により、3/23には2003年以来の安値2,553円まで一気に下落しました。


しかしながら、プラチナの産出量の約7割を占める南アフリカ共和国でコロナウイルスの感染が拡大。23日には市民の外出を制限する方針が発表され、また「プラチナ鉱山で感染者が出た」という報道が流れたことで(※鉱山側はデマだと否定)、プラチナの安定した供給に懸念が生じ、一気にプラチナ(同様にパラジウム)が買われました。

最安値をつけた一昨日から一転、2日間で443円アップ、本日は2,996円まで回復しました。


引き続き、谷口宝石では貴金属相場の動向に注視し、定期的に皆様にご案内いたします。

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